インプラント手術
当院の
インプラント手術について
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静脈内鎮静法
インプラントの手術に対して、不安や恐怖をお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。
そんな方のためにも、当院のインプラントの手術では「静脈内鎮静法」を利用します。
静脈内鎮静法とは、点滴にて腕の静脈から徐々に麻酔液を入れていく方法で、いつの間にか手術が終わっていたという感想が多いです。気付いた時には手術が終了していたという感想からもわかる通り、手術中の痛みは全くありません。
また、無痛治療だからといって、全身麻酔のように意識を失ったり、入院が必要になることはありません。うたた寝をしているような感覚で手術を受け、手術当日に帰宅することが可能です。 -
オペ室
インプラントの手術は、外科手術です。オペ室が個室であることは、患者様のプライバシーの観点からはもちろん、感染症などの対策という観点からも欠かすことができません。オペに使う器具はもちろん滅菌をおこない、空気清浄も怠りません。感染症のリスクを最小限に抑えたオペ室で安心して手術をお受けください。
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オペの時間
オペにかかる時間はインプラントの埋入本数によって変わってきますが、1本の場合、15分程度です。複数の埋入であってもほとんどのオペは1時間ぐらいで終わります。インプラントの手術には⻭茎を切開する回数によって、「一回法」と「二回法」に分類されます。
当院では、症例により「一回法」にするか「二回法」するか決定します。
「二回法」は感染率を大きく抑えることが可能な方法で、手術に必要な時間も「一回法」に比べて短くなります。
インプラント手術の種類
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GBR
GBRとは、骨誘導再生のことで、インプラントを埋め込むために必要な⻭槽骨の再生を促す治療方法です。
⻭が抜けると、それを支えていた⻭槽骨が吸収され、痩せていきます。骨の幅が足りないとインプラントが露出してしまうので、GBRによって骨を再生させる必要があります。骨が失われた部分に、自家骨や骨補填剤を盛り、メンブレン(人工膜)で覆います。その後、上顎で6〜8ヶ月、下顎で4〜5ヶ月程度で⻭槽骨が回復していきます。
インプラントとGBRを同時に行う「同時法」と、GBRを行って骨が回復してからインプラントを埋めこむ「段階法」がありますが、この2つは症例によって使い分けます。一方で、GBRは審美的な観点からも必要な治療です。
⻭槽骨が吸収されてしまうと、その分、⻭茎の位置も変化してしまいます。その状態のままでインプラントを埋め込むと、露出している⻭が⻑くなってしまいます。審美的な観点では、⻭と⻭茎のバランスが重要ですので、GBRによってこのバランスを調整する必要があります。 -
サイナスリフト
インプラント治療を断られる理由として多く挙げられるのが、⻭を支えている骨(⻭槽骨)の厚みが不足していることです。
この問題は、上顎で起こることが多いのですが、それを解決するひとつの方法がサイナスリフトです。上顎から抜⻭をしてしまうと、その部分の⻭槽骨が、⻭肉側からと上顎洞側から吸収され薄くなっていきます。この状態のままではインプラント治療はできないので、治療が断られることも多いです。サイナスリフトは、⻭茎を切開し、下がってきた上顎洞粘膜を横から持ち上げ、吸収されてしまった分の骨を移植する方法です。骨を移植することで、インプラントが固定できるほどの骨の厚みを回復させます。
基本的には、インプラントを埋めこむ手術と同時に行うことはできないので、⻭を入れるまでの期間は少し⻑くなってしまいますが、通常5〜8カ月程度です。 -
ソケットリフト
ソケットリフトの基本的な考え方はサイナスリフトと同様です。⻭槽骨が吸収されてしまった分下がってきた上顎洞粘膜を持ち上げ、もともと⻭槽骨があった部分に骨を移植します。
サイナスリフトと異なる点は、⻭が生えていた穴から上顎洞粘膜を持ち上げ、骨を移植するという点です。⻭茎の切開をする必要がありません。 -
どこの医院でも
できるのか?GBRの成功率、予知性は高いので、骨が足りない場合でも、インプラントを埋め込むことが可能です。しかし、GBRはとても難易度が高い治療なので、どこのクリニックでも行えるものではありません。また、審美的な観点から見た場合、⻭と⻭茎のバランスは非常に繊細です。理想的な仕上がりを実現するためには、技術と経験が必要になるのです。またサイナスリフトやソケットリフトは⻭科医であれば誰でもできるような手術ではありません。上顎洞粘膜は非常に薄い(ゆで卵の薄皮程度)ので、繊細な技術が必要になります。
当院は、ドクター別のアストラテックインプラントの埋入実績がとても多く、インプラント治療の技術と経験が他院とは大きく異なります。
他院でインプラント治療を断られてしまった方もあきらめずに当院にご相談ください。 -
インプラントオーバーデンチャー
総入れ⻭を2本~4本のインプラントで固定
入れ⻭はだれにとっても、不快です。ましてや、下の総入れ⻭は、舌や下顎の骨の形態が複雑なため、すぐ外れたり、粘膜と擦れて傷を作ったりと良いことがありません。
そこで、総入れ⻭の方に朗報です!
皆さんは、抜けた⻭の数と同数、インプラントを植立しないといけないと思っていませんか?
下の顎なら、前⻭に2本、磁石・ロケーターを使ったインプラントを入れるだけで、入れ⻭を固定することができます。
上でも4本です。本来上下で28本ある⻭ですが、たった2本~4本のインプラントを埋めて固定する義⻭で、以前より噛める食生活が取り戻せます。
※脳ドックなどのMRIも、磁石の部分は義⻭内にあるので、まったく問題ありません。